2010年6月アーカイブ

前回の続き、豊胸と鼻の異物のその2です。


1950年くらいから、現在まで主流となっているのが、シリコンゴムによるプロテーゼの挿入法です。


これだと気に入らなければ抜けばよいのですから、安全とは言えます。


しかし、下手な入れ方をすると、皮膚の潰瘍をつくって、プロテーゼが出てきてしまうなど、それこそ鼻が崩れてしまうこともありますから、アフターケアのしっかりした上手な医師を選びましょう。


たいていのベテランの美容外科医なら大丈夫だと思います。


なお、最近ヒアルロン酸を注入したり、ダーマライブという注入物を用いた隆鼻術を行う方法があるようですが、いかなる物質でも鼻のような突出したところに注入するのはやめた方がいいと思います。


気に入らなくても除去できなくなりがちだからです。


絶対に安全なのは、自分の耳や肋骨と胸骨をつないでいる軟骨を削って入れる方法です。


ただし、採取部位に傷跡が残りますし、軟骨は吸収や変形の心配がややあります。


それでもとてもよい結果が出ている方も大勢おります。


大学病院などでご相談下さい。

豊胸手術や鼻を高くすることができる美容手術。


しかし、鼻に異物を入れるとやがて崩れるのでしょうか。


マイケル・ジャクソンの鼻が崩れてきた写真は、世界中の人に驚きを与えました。


しかし、鼻を高くしたいと思うのは有色人種の特徴です。


でも、白人は白人で、高すぎる鼻、大きすぎる鼻の矯正を望むというから面自いものです。


さて、鼻を高くするために鼻の皮下に挿入する異物にはどんなものがあるのでしょう。


古くは象牙が鼻を高くするためのプロテーゼ(人工軟骨)として用いられました。


これは戦前にまで逆上ります。


戦後に注入が流行した頃には、ワセリンやシリコンの注入もされたと聞きますが、そのようなケー
スは鼻のみならず、額や頬にも注入されたことが少なくなかったようです。


しかし、流動物の注入は、変形や皮膚への浸潤(紙に油がしみこむような現象)、皮膚の潰瘍といった、元には戻せない合併症を生じることが多々ありました。


肥満の科学的定義を正しく知ったうえで「標準体重」を見るのならいいのですが、単純に「自分が肥満かどうか」を「標準体重に対する過不足」だけで見ようとするのは、素人の見立てのようなもので、百害あって一利なしです。


もともと標準体重は、体脂肪を計ることが難しいために考えられた、便宜的なものでした。


(身長-100)×0.9=標準体重

という算出方法が馴染み深いかと思いますが、これは「ブローカ変法」という方法です。


これひとつ見ても、「身長の高い人には甘く、低い人には辛い」という欠陥があります。


なぜなら身長が低くても、内臓や骨は一定の重量を持っています。


しかしそうしたことを考慮することなく一律に算出される「標準体重」では、「内臓」も、豊胸して大きくした胸などの「脂肪」、も同じ「体重の一部」と見なされてしまいます。


そして結果的に、背の低い人に対して必要以上にやせることを強要することになってしまうのです。


こうしたバカバカしさは、標準体重だけの話ではなく、世間一般に広まっている「間違ったダイエット神話」全般に言えることでしょう。


「とにかく体重計の針を下げること」を目的とするダイエットは、基本的に誤りです。


それは、脂肪だろうが筋肉だろうがとにかく目方が減ればいい、という考え方に陥りがちだからです。


しかし、すでに述べたように、肥満とは「目方よりも中身」が問題なのです。


まずここに着目しなければならないのです。

「標準体重は55kgだけど、私の体重は53kgしかないからやせてるわ」


・・・こういって安心している人。


「せめて標準体重まで落とさないと。あと10kg減量しなきゃ」


・・・と、無理な減量に励む人。


どちらも間違った情報の犠牲者です。


なぜなら標準体重は「身長と体重の比率」に基づいて算出されますが、もともと肥満の定義とは、そんなもので決まるものではないからです。


すでに最近では、一時期のように標準体重を理想的・健康的な身体の象徴ということは疑問視されていますが、「いったいどういう状態を肥満というのか」ということを正しく知ることがダイエットの第一歩であることは間違いありません。


では、肥満とは、何を基準に決まるのでしょう。


栄養学的にきちんと定義すれば、肥満は、「体重に占める脂肪の比率が大きいこと」ということになります。


男性の場合、全体重の中に脂肪が25%、女性の場合で30%をオーバーしている場合に、はじめて「太っている」と言われるのです。


つまり肥満とは、『体重(=重さ)』ではなく、『体組成(=作り)』のの問題である、と言い換えることができます。


たとえば貴ノ花のように筋肉がしっかりとついていれば、たとえ体重が140kg以上あっても、それは肥満ではありません。


要は、中身が問題なのです。


たとえ豊胸して胸を大きくしても、肥満では何の意味もありませんよね。

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